こんにちは。
私はこの前、「普通自動車免許」を中型車(トラックなど)が乗れる「中型免許」に切り替えました。
参考記事→私の中型限定解除体験記
普通自動車免許から中型免許に切り替えるには「中型限定解除」という運転技能検定に合格しなければなりません。
検定は自動車学校で技能講習を受講してから自動車学校で検定を受験する方法と、運転免許試験場で技能講習なしで1発試験で検定を受ける方法の2種類があるのですが検定内容自体は同じです。
私は自動車学校で技能講習を受けてから検定の方法で合格したのですが、通常5時間で良い技能講習を7時間も受講したのでお金も時間も余分にかかりました。
いや、中型車(トラック)って普段運転しないマニュアル車で車の大きさも違うので結構コツが必要なんですよ。
そこでこれから中型限定解除を行うことを考えている方が私と同じように無駄な時間とお金を使わないよう、私が気付いた中型限定解除をする際のコツや注意点をまとめてみました。
参考にしてみてください。
①「深視力」の練習はこまめにやっておこう
中型限定解除を行う際には「深視力」という特殊な視力検査に合格することが必要となります。
参考↓
遠近感がしっかりしているかどうかの視力検査なのですが、この深視力というのが結構曲者で初めは何がどう動いているのかさっぱりわかりません。
検定日の当日にこの深視力検査を行うのですが検査をパスできなければ検定自体を受験できません。
だから事前にどこかで練習しておく必要があります。
眼科や眼鏡屋でも深視力検査ができる
どこの自動車学校でも深視力はお願いすれば自由に練習できるようになっていますので、自動車学校で検定を受講する際はそちらで練習しておけばいいでしょう。
しかし1発試験で限定解除を行う人はそういうわけにも行きません。
そういう場合は事前に眼科や眼鏡屋さんに頼んで練習しておきましょう。(深視力検査ができない病院や店もありますので問い合わせてみてください)
瞬き(まばたき)をして眼を休ませるタイミングが大事
私が深視力検査の時気付いたのは瞬きをして眼を休ませるタイミングが重要ということです。
眼を開けっぱなしで棒を見ていると目が乾いてきて辛くなります。
しかし変なタイミングで瞬きしてしまうと棒の位置がわからなくなってしまいます。
そこで私が行った瞬きのタイミングとしましては棒をボタンで止めた直後や棒が一番手前や奥に行ったタイミングでの瞬きです。
このタイミングでの瞬きが棒の位置を見失いにくく、一番ベストなタイミングだと思いました。
こまめに練習してコツをつかんでおきましょう。
②トラックのブレーキは普通車と全く違うので注意
私がよく注意されたのがブレーキのタイミングと踏み方です。
トラックのブレーキは一般車の油圧ブレーキとは違い、制動力の強力なエアブレーキが使用されています。
このエアブレーキが曲者でして少しでも強く踏むと急ブレーキがかかり前に吹っ飛びそうになります。
ですのでブレーキの踏み方にコツが必要になってきます。
踵を床につけて足首だけでブレーキの調整する
私が教わったエアブレーキの踏み方は
- 踵は床に付けて足首で強さを調整し足裏全体で風船を踏むよう踏む
- 荷台がカラの車は特に急ブレーキになりやすいので早めにジワジワ踏んでいく
といったものでした。
私の場合はブレーキの踏み方をとにかく注意されて下りの坂道でコツをつかめるまで練習させられました。
足首じゃなくて膝の力で踏んでしまうんですね。そうすると力が強すぎて急ブレーキになりやすいのです。
検定ではいかにスムーズにコースを走れているかを見られますのでブレーキが下手だとかなり減点されるようです。
③ウインカーは早めに点灯させよう
ウインカーは早めに点灯させましょう。
私は進路変更をする際ウインカーを出すのが遅いとよく注意されました。
なぜウインカーが遅くなるのかというと一つはマニュアル車の運転に慣れていないからです。
マニュアル車に慣れていないとギアチェンジに意識がいきすぎてウインカーのタイミングが微妙に遅れてしまうのです。
教習所のコースは狭いので何度もウインカーを出しますが、ギアチェンジのタイミングも被りやすいので私の場合はギアチェンジしているとウインカーが疎かになるというクセがあったようです。
ウインカーもブレーキ同様に検定時の減点項目に含まれているので早めに出すように注意しましょう。
「ちょっと早すぎるかな?」というタイミングでも遅いよりは良いです。
④検定対策に基準や目印を作っておこう
検定対策としてそれぞれの検定課題に自分で基準や目印を作っておきましょう。
基準や目印とは「運転席とこの線が平行になったらハンドルを切る」とか「左側のフレームがこの位置にきたら停車する」といったものです。
これは教官にアドバイスを聞けば教えてもらえます。
私が最も苦戦したのは「隘路」です。
参考↓
どこからハンドルを切っていったら丁度いいのかはじめは全然わかりませんでした。
そして大幅に枠からズレて何度も切り返しを行う羽目になってしまうのです。
そこで自動車学校の教官にコツを聞いたところ「奥側の線と運転席が平行になるくらいでハンドルを切り始めたらいい」とのアドバイスを受けました。
このアドバイスが功を奏しそれからすんなりと隘路ができるようになりました。
技能講習は基本5時間しかないので運転に慣れるので精一杯になる
実際たった5時間しかない中型限定解除の技能講習でトラックを完璧に乗りこなすのは不可能です。
初めの1、2時間はトラックの運転に慣れるので精一杯ですし、特にオートマチックの車にしか乗って来なかった人はギアチェンジにも一苦労します。
車両感覚が掴めなくて停車位置もなんとなくしかわかりません。
そこで大事なのが自分なりの基準や目印です。
これがあると車両感覚が掴めてなくても検定はなんとかなります。
運転技術の向上という意味ではどうなの?と思いますが、まずは検定合格が大事ですから自信のない人は基準や目印を作っておきましょう。
⑤4時限目までに検定コースを覚えておこう
最短で合格しようと思うなら検定コースは4時限目までに覚えておいた方がいいです。
私が技能講習4時間目の時に教官に言われたのが「検定コースは覚えていますよね?」という質問でした。
「え!?コースって覚えるの?」とかなり焦りました。
なんで教官がそんなことを聞いたのかというと、次回の5時間目の講習は「みきわめ」という検定が受けられる状態に運転技術があるかの確認をする回になるからです。
技能講習4時間目ではこの「みきわめ」を想定した通しの練習になりますからコースを覚えていないとスムーズに講習が進みません。
まあ、この段階で覚えていなくても教官が指示してはくれるのですけど最短で技能教習を終わらせたいならこの段階である程度コースを覚えている必要があります。
検定コースは複数のパターンがある
私が通っていた自動車学校では検定コースはA、Bの2コースがあって当日に学長が決定するといっていました。
コースが違ってもやることは同じなのですが周る順番が変わります。
周る順番で得意不得意が出る場合もありますので、練習回数を増やす為にも早めにコースを覚えてスムーズに講習が進むようにしておく方がいいです。
⑥運転に自信がない場合はオプション(安心パック)に加入しておこう
運転に自信のない方はオプション(安心パック)の加入も考えておきましょう。(各自動車学校で名称が違います)
オプション(安心パック)というのは5時間の技能講習で検定受講ラインまで運転技術が向上しなかった場合の補講講習の保証です。
私の通っていた学校では加入すると15000円の追加料金がかかりました。
「みきわめ」で不合格だと補講を受講する必要が出てくる
通常5時限目の「みきわめ」で検定受講ラインの技術に達していない場合は次回から補講という形で講習を受けなければなりません。
これには私の通っていた学校で1時間で約7000円ほどの追加料金がかかります。
しかしオプションに加入してあるならば5時間までは補講料金が保証されます。
私の場合は5時限目の「みきわめ」で不合格になりその後2時間の補講を受講しました。
追加でかかった料金は約14000円です。
しかし私の運転技術は2時間の補講の段階でも検定合格ギリギリのラインでした。
結果合格こそできましたが、正直もう1時間くらい練習しておきたいレベルでした。
運転に自信がないなら補講を想定して加入しておく方が無難
もし検定で不合格だった場合は更に補講料金が1回約7000円と検定の再受験料金が約8000円が追加でかかるので合計30000円ほどの追加料金がかかるところでした。
これがオプションに加入してあれば3時間の補講を受けても15000円の料金で済んだわけです。
私のように運転に自信がない場合ははじめから補講になることを想定してオプションに加入しておく方が無難かもしれません。
まとめ
中型限定解除自体はそれほど難しいものではありません。
かえって路上での講習がない分物足りなさと不安も感じるくらいです。
しかし中型のトラックとはいえどもそこは普通車とは大きく違うので慣れるのに時間がかかってしまう場合もあるでしょう。
すんなりと検定に合格して余計な追加料金をかからないようにするには予習しておくことも大事です。
皆さんはこの記事の私の反省材料を活かして最短距離で限定解除しちゃってくださいね。
私の限定解除体験談です↓
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