ヤマトのアンカーキャストに人が集まらない5つの理由

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以前に私がヤマト運輸のアンカーキャスト説明会(お仕事展示会)に参加した記事を書いたことがあるのですがアクセスが多くて大変好評です。

ヤマト運輸のアンカーキャスト説明会に行って来ました
ヤマト運輸のお仕事展示会(説明会)に行ってきました。私が興味あったのは最近始まった「アンカーキャスト」という働き方。実際に色々聞いてきたのでその時の内容をまとめてみます。

愛知県以外ではアンカーキャストの説明会は行われていないようですので、アンカーキャストの仕事について直接会社に話を聞いた私の話は貴重なようですね。

この記事を書いている段階ではわからないのですが2018年12月の時点でアンカーキャストは計画比の半分ほどしか採用が進まなかったとの話もありました。

なぜアンカーキャストの採用は進まないのでしょうか?

実際に説明会(お仕事展示会)に参加した私が説明会での内容をもとにアンカーキャストに人が集まらない理由を考えて見ました。

①:アンカーキャストは給料が安い

愛知県のアンカーキャストの平均年収は私が聞いた限りではおよそ300万円ほどとのことでした。

月収にすると20〜25万円前後です。

アンカーキャストは正社員ではなく契約社員ですので正社員であるセールスドライバー と比べると年収が低くなるのは仕方がないと思うのですが、愛知県内のセールスドライバーの平均年収は少なくとも500万円以上となりアンカーキャストより200万円以上も年収が高いことになります。

これはかなりの差ですね。

実際アンカーキャストとセールドライバーの仕事内容の違いは始業時間と営業の有る無しくらいでほとんど差がありません。

使うトラックも同じですし、運ぶ荷物も同じです。

それで200万以上も年収が違うとなると………そりゃセールスドライバーを選びますよね。

②:アンカーキャストはボーナスが少ない

これも年収と同じことになるのですが、セールスドライバーと比べるとボーナスの支給額もかなり安く設定されています。

説明会(お仕事展示会)ではアンカーキャストのボーナスについても展示がしてあったのですが、私の記憶では年間30万円ほどとなっていました。(注:この部分に関しては記録してくるのを忘れたので違っているかもしれません)

正社員であるセールスドライバーは基本給の約6ヶ月分が年間のボーナス支給額になると広告でも謳っていますので少なく見積もっても100万円前後。

アンカーキャストよりも70万円近くも年間の支給額が多いことになります。

これもかなりの差ですね。

確かに正社員でセールスドライバーをするのと契約社員としてアンカーキャストで働くのでは責任の面でも違うのかもしれませんがそれでもかなりの違いですね。

③:アンカーキャストは契約社員なのに研修がある

アンカーキャストもセールスドライバー同様にヤマトの社内免許を取得しなければ1人でトラックを運転して仕事をすることができません。

この社内免許というのはヤマト運輸に入社してから1ヶ月〜2ヶ月ほどの時間をかけて取得するものでアンカーキャストであってもセールスドライバーであっても研修期間は変わらないようです。

セールスドライバーの場合は3ヶ月〜1年の間に細かく研修が続くようですが、アンカーキャストの場合もセールスドライバーほどではないにしろ研修は必須のようです。

これもアンカーキャストに人が集まらない大きな理由の一つではないでしょうか?

正直研修なんてメンドクサイですからね。

契約社員なのにこんな厳しい研修があるなんて…….とアンカーキャストになるのを断念する人も多そうです。

④:就業時間が中途半端すぎる

アンカーキャストは午後から出勤と銘打ってドライバーを募集していますが、このアンカーキャストの勤務時間帯が非常に中途半端です。

13時〜22時までとかなり勤務時間自体は長いのですが、実際に仕事が終わり22時に帰社するとなると家に到着するのは23時過ぎになることも十分に考えられます。

23時に家に帰り食事をして風呂に入る……となると就寝は早くても1時過ぎです。

8時間睡眠を取るとなると起床は9時前後。

12時には出勤の準備をしなければならないとなると実際自由になる時間はわずか3時間ほどです。

う〜ん。あまりメリットがありませんね。

主婦の方で朝早くに子供のお弁当を作るというのならいいのかもしれませんが、睡眠時間はかなり少なくなります。

夜勤とは違いますが夜遅くまで働くとなると生活リズムも狂いそうですね。

⑤:休みが意外と少ない

アンカーキャストの年間休日数は106日となっています。

月にすると8〜11日の休日がありこれだけ聞くと悪くないように思えるのですが、実はセールスドライバーと比較するとかなり少ないです。

正社員であるセールスドライバーは年間休日数が118日以上となっていてアンカーキャストと比べると年間で12日も休日が多いことになります。

給料の安さに加えて休みの多さでもアンカーキャストはセールスドライバーに劣ります。

これはちょっとおかしいですよね。

せめて時間や休みの融通が効かないのならアンカーキャストなんてなる意味もないです。

休みの日がもっと多くなり時間的な融通がもっと効くのなら、アンカーキャストをあえて選ぶ人も増えるのではないかと思います。

まとめ

アンカーキャストに人が集まらない理由を考えて見ましたが、アンカーキャストは全体的に中途半端なのではないでしょうか?

仕事内容、就業時間などほとんどの部分でセールスドライバーと大差がありません。

その割に給料は低く抑えられ休日も少ない。

例えばセールスドライバーより休日がはっきりと多いとか始業時間を16時〜などにすれば住み分けが出来てやってみようと思う人も増えるかもしれません。

セールスドライバーを目指している人のためのインターンみたいな役割にしていくのもいいかもしれませんね。

以上、アンカーキャストに人が集まらない5つの理由でした。

*アンカーキャストの利点をまとめた記事も参考にしてください↓

[評判イマイチな]アンカーキャストとしてヤマトで働く利点とは?
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