2019年関西地区最初の重賞レース「京都金杯」を制したのはクロフネ産駒のパクスアメリカーナでした。
パクスアメリカーナ自身は姉にG1馬ホエールキャプチャがいるので血統的にはデビュー前から注目されていたのですが、それよりも注目されたのはその馬主。
「山紫水明?」
自然が美しいというような意味で使われる言葉ですが、一見すると本名のようにも見えますし芸名やペンネームのようにも見えます。
私は占い師か何かの人なのかな?と思っていました。
なんせこの馬主の馬はとにかく走る!!
2019年現在11頭しか所有馬がいないのに勝ち上がり率70%以上なのです。
馬主歴3年ほどでデータのない馬主なのですが、今後の活躍を見越して調べてみました。
山紫水明って馬主は何者?
- 登録馬主名 株式会社 山紫水明
- 登録馬主協会 函館
まず名前から調べてみたのですが、山紫水明という名前はどうやら会社名のようです。
馬主登録も「株式会社 山紫水明」と登録されているから間違いないでしょう。
馬主としての所属は「函館馬主協会」になっています。
函館の馬主協会に所属してはいるのですが会社の所在地は兵庫県であるようです。
同名会社にデイサービスを運営している「山紫水明株式会社」という会社があるようですが、こちらの会社とは別物のようですが詳しいことはわかりません。
ネットで調べてわかった会社情報はここまでです。
何を運営している会社なのかとか代表者の名前とかはわかりませんでした。
おそらく代表者と思われる人物の動画を発見!!
ネット上の情報では代表者の名前などはわからなかったのですが代表者と思われる人物のユーチューブ動画を発見しました。
これは2017年12月にグレートシールという馬が勝利したときの口取り動画です。
上の動画で川田騎手や中内田調教師と会話をしている黒いコートを着ている人物が株式会社山紫水明の代表者ではないかと言われています。
新興の馬主だけあってまだ若そうに見えます。
30代後半〜40代でしょうか?
まあ、今は20代で馬主になる人も珍しくないですからこの人物が代表者の可能性が高そうです。
2019年2月現在の所有馬
- パクスアメリカーナ 4勝 19’京都金杯勝利
- スマハマ 3勝 ヒヤシンスS勝利 19’東海S3着
- ユニオンローズ 1勝
- マイスターシャーレ 1勝
- オペラグローブ 1勝
- ルモンド 1勝
- グレートシール 1勝
- レインボージャージ 1勝
- サハラデザート
- ブルーループス
- ストリートレックス
2019年2月現在では所有馬11頭中8頭が勝ち上がりです。
特にパクスアメリカーナはこれからも重賞戦線で活躍すればホエールキャプチャの弟という血統背景からも父クロフネの代表産駒になる可能性もありますから注目です。
そしてもう1頭の代表馬スマハマもダート重賞戦線で活躍が期待されます。
千代田牧場の生産馬が中心
山紫水明の持ち馬はほとんどが日高地区の名門牧場である「千代田牧場」の生産馬です。
それもセリで購入したものではなく、おそらくは庭先取引です。
何か千代田牧場とコネクションを持っているのかもしれませんね。
他には同じく日高の名門「下河辺牧場」の生産馬が数頭います。
今の競馬界の中心にいるノーザンファームの生産馬はいないのにこれだけの成績を挙げているのは驚きです。
メイン厩舎は中内田厩舎
持ち馬の所属している厩舎にも偏りがあり約半数は中内田厩舎の管理になっています。
中内田厩舎は様々な生産牧場の有力馬を預かっていますが、特に日高の生産馬で活躍馬が多いですので千代田牧場からのつながりで縁ができたものと推測されます。
他には吉村厩舎や高橋厩舎に所属している馬もいますがいずれも栗東所属の厩舎で美浦所属の厩舎の名前はみません。
池江厩舎や角居厩舎などのリーディング上位の厩舎の名前も見当たりませんね。
この辺りはいかにも新興馬主っぽいですね。
まとめ
「馬主 山紫水明」についてまとめますと
- 馬主名は会社名
- 函館馬主協会所属
- 千代田牧場など日高の生産馬が持ち馬の中心
- メイン厩舎は中内田厩舎
などでした。
情報が少ないですね。
ただ口取りの時の動画が見つかったのが唯一の救いでした。
おそらく動画の人物が代表者なのでしょう。
これからパクスアメリカーナやスマハマがG1戦線で活躍し出せば馬主がマスコミに出てくる機会も増えていくでしょうから「馬主 山紫水明」の謎も明かされていくでしょう。
それでは、また。
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