ヤマト運輸のアンカーキャスト説明会に行って来ました

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こんにちは。bonpuです。

皆さんはヤマト運輸の「アンカーキャスト」という働き方をご存知でしょうか?

ヤマト運輸は現在空前の人手不足でセールスドライバーの正社員を募集してもなかなか集まらないと言われています。

特に我が街愛知県は他にも企業がたくさんあるので常に人手不足という現状のようです。

そこで生まれたのがアンカーキャスト(最終走者)という働き方です。

私の住んでいる愛知県ではヤマト運輸の「お仕事展示会」なるセールスドライバー及びアンカーキャストの働き方説明会が毎週のように開催されています。

私は以前からヤマト運輸の仕事に興味があったので実際に行って話を伺ってくる事にしました。

その時の内容をまとめて見ます。

セールスドライバー、アンカーキャストお仕事展示会とは?

全国的に行われている訳ではないらしいのですが、愛知県のヤマト運輸は定期的に「ヤマトお仕事展示会」なる会社説明会を実施しています。

愛知県内の数ヶ所を回って行われているようですが、私が参加したのは家から一番近い会場。

ビルの一室で開催されていて会場に入るとヤマトの社員の方達が3〜4人中にいて見学者はその時は私1人でした。

こんにちは。見学してもいいですか?

いらっしゃいませ。どうぞご自由に見学してください。

会場の中にはヤマト運輸の仕事概要、研修、実際の仕事、使用する道具、給与、休暇など情報が書かれた展示物が展示されていて自分の一番興味のある情報を自由に見ることが出来ます。

私が展示物を見ていると女性の社員さんが一緒に付いて回ってくれて、丁寧にヤマト運輸の仕事について説明してくれました。

まずはどのブースからみようかな?

わからないところは何でも聞いてくださいね。

私の場合は他に誰もいなかったので時間にして20〜30分ほどいたでしょうか?かなり色々な話を聞くことが出来ました。

とてもフランクな雰囲気で特に何かを強制されたり、ヤマト運輸をゴリ押しするようなところもありませんでした。

最後はアンケートを書いて粗品を頂きました。

ヤマト運輸のアンカーキャストとは?

アンカーキャストというのはどういう働き方なのかと言うと、ヤマトの正社員であるセールスドライバーの仕事を引き継ぐ契約社員という働き方です。

ヤマト運輸のセールスドライバーは非常に忙しく、人手不足もあってか社員の長時間労働が問題となっていました。

そこでセールスドライバーの負担を少しでも減らすために生まれたのがアンカーキャストという働き方です。

特に忙しくなる夕方の時間をメインにアンカーとしてセールスドライバーの仕事を引き継ぐのが主な仕事となるようです。

セールスドライバーとアンカーキャストの違いはどこか

正社員と契約社員という違いの他には、私が話を聞いた限りでは仕事内容にはほとんど違いはありませんでした。

最大の違いは勤務時間で

  • セールスドライバー=午前8時〜午後19時
  • アンカーキャスト=午後13時〜午後21時

となります。

他には賃金体系も正社員であるセールスドライバーと契約社員であるアンカーキャストではかなり違っているようです。

セールスドライバーほどではないが研修もある

アンカーキャストも研修があるんだ。

はい。アンカーキャストも研修後に社内免許を取得しなければ1人で配達が出来ません。

正社員であるセールスドライバーは新人研修→55日研修→3ヶ月→6ヶ月→1年とかなり細かく研修があるようですが、アンカーキャストにもセールスドライバーほどではないですが研修はあります。

アンカーキャストは新人研修→配属先OJT→乗務許可テストとここまでクリアして社内免許を取得してからやっと独り立ちとなります。

注:55日研修以降の研修はアンカーキャストはないというような事を言っていましたが、ハッキリとはわかりません。

アンカーキャストって誰でもなれるの?

採用年齢に関しては一応聞いて見ましたがセールスドライバー共々適性検査の結果や人によるとの回答でした。

しかしパンフレットにはアンカーキャストは50代の男性や主婦などがメインで働いているようでしたので幅広く採用しているようです。

免許に関しては普通自動車免許でOKのようです。

ただ半分くらいがMT車らしくMT免許を持っている方がより良さそうです。(AT免許でもOKではあります)

適性検査は車を運転する仕事ですので動体視力や判断力の検査をするようですね。

愛知県内のアンカーキャストの年収は300万前後

会場内に貼ってあった展示物によると愛知県内のアンカーキャストの年収はおよそ300万ぐらいとの事でした。

月収は手当などを含んだ平均が22〜26万円くらいとなっていました。

細かな賃金体系も会場には貼ってありましたが記憶してくるのを忘れてしまいました。

他には正社員同様に結婚や出産時などに慶弔見舞金が支給されます。

ヤマトのセールスドライバーは地域によってかなりの給与差があるのですが、アンカーキャストも東京などはかなり年収が高いようで400万近くまでになるようです。

アンカーキャストのボーナス支給額は?

会場には細かなボーナスの支給額も展示してあったのですが忘れてしまいました。

ただ月収や平均年収から推測すると年間20〜30万前後でしょうか?

正社員であるセールスドライバーのボーナスは夏冬合わせて基本給6ヶ月分で100万円は出るでしょうからかなり少ない計算です。

この辺りが正社員と契約社員の違いでしょうか?

アンカーキャストの年間休日数は106日

アンカーキャストの年間休日数は106日と月辺り8日〜11日の計算です。

セールスドライバーの年間休日数は117日となっていますからここでもボーナス同様に差が付けられているようです。

セールスドライバーは1週間連続休暇制度などがあるようですがアンカーキャストにこの制度が適用されているのかは不明です。

もしかしたら1週間連続休暇制度の有る無しが年間休日数の違いに現れているのかもしれません。

もちろん有給休暇も付与される

契約社員であるアンカーキャストもセールスドライバー同様に有給休暇が付与されます。

半年勤務後から10日間付与され6年半以上働くと最大20日間の有給休暇がもらえます。

私の聞いた限りでは有給休暇は取得しやすい環境にあると言っていました。

他にも1年以上勤務すればセールスドライバー同様に育児、介護休暇も取得できるようです。

アンカーキャストって営業ノルマがあるの?

セールスドライバーは物販や新規顧客獲得のノルマが営業所単位であるとの事でしたが、アンカーキャストには営業ノルマは無いというような話を聞きました。

この辺は安心ですね。

セールスドライバーとの仕事内容の違いはこのくらいでしょうか?

アンカーキャストが事故を起こした場合どうなるの?

ドライバ一の仕事で一番不安なのはとにかく交通事故。

タクシー運転手などは会社によって事故保証があったりなかったりするようですが、この辺りも会場で聞いて見ました。

事故を起こすとまず勤務中断となり再教育の研修を受けることとなると言っていました。

そして気になる事故保証ですがあまりに酷い事故の場合はドライバーにも支払い義務が出る場合もあるが最大で6万円くらいというような事を言っていました。

この辺りは内勤の社員さんでは細かいことはわからないようでした。

実際事故を起こしたらほとんどは会社持ちだが自己負担する分も場合によっては出ると言ったところでしょうか。

ヤマト運輸アンカーキャスト:まとめ

以上の説明会(お仕事展示会)でのアンカーキャストについての話をまとめてみると

メリット

  • 出勤が昼からで午前中は自由に使える
  • 営業ノルマが無い
  • セールスドライバーより勤務時間が短い
  • セールスドライバーより研修が少ない
  • セールスドライバーより採用条件が緩い

 

デメリット

  • 年収がセールスドライバーの6割
  • ボーナスも極端に少ない
  • 年間休日がセールスドライバーより少ない
  • キャリアアップ出来ない

などでしょうか。

正直私なら余程の事情がない限りセールスドライバーになる方を選んじゃうかな?といった感想でした。

何よりやる事がそんなにセールスドライバーと変わらないのに年収がかなり少なくなります。

ここまで違うとちょっと考えちゃいますね〜。

ただ正社員のセールスドライバーだと会社からの当たりもキツそうですし、余計なプレッシャーを感じたくないならアンカーキャストの方がいいでしょうか。

どちらにしてもヤマト運輸は大企業だけあって待遇面はしっかりしてそうですね。

受かるかどうかは別として転職先候補として考えたいところです。

それでは、また。

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