タクシー運転手は稼げる?タクシーブログ読んで研究してみた

タクシードライバー転職

こんにちは。Bonpuです。

みなさんはタクシー運転手という職業にどういうイメージをお持ちでしょうか?

「ブラック」「低賃金」「長時間労働」などあまり良いイメージをお持ちでない方が多いのではないでしょうか。

でもね、これって本当のところどうなんでしょう。

最近は大卒の新入社員を多数採用しているタクシー会社もありますし、人手不足が叫ばれる昨今、将来有望な若者たちがわざわざブラックな環境に身を置くとも思えません。

そこでタクシー業界って本当のところどうなの?ってところをタクシー運転手のみなさんが書いているブログなどを参考に調べてみました。



全国平均の年収は300万前後なのだが…….

いろいろな情報を調べるとタクシー運転手の平均年収は約300万前後となるようです。これは全業種の平均約400万より100万円も少ない金額となってしまいます。

参考→タクシー運転手の平均年収

ボーナス無しの月給で約25万、手取りに直すと20万くらいでしょうか?

これじゃ独身ならいいけど所帯持ちにはちょっと……と思うかもしれません。

しかしこれにはからくりがあります。

タクシー運転手の平均年齢は58歳

タクシー業界は高齢化が顕著で60歳を超える現役運転手なんてザラにいます。なかには70歳を大きく超える運転手もいるそうです。

参考→タクシー運転手の平均年齢

このなかには当然、年金受給者もいるわけですが彼らは月収が28万円を超えてしまうと年金受給がストップしてしまうので常にセーブ気味に仕事をしています。

そりゃそうですよね。年金という不労所得をわざわざ手放す理由なんてないですものね。

まず彼らが平均年収を下げています。

他にも半自営業的なタクシー運転手ならではのものですが、サボりやすく自己管理能力に欠ける運転手がサボってしまい平均年収を下げてしまっているという場合もあるようです。(駅などで付け待ちしているようにタバコ吸っている人らがそうでしょうか?)

やはり地方だと厳しいかも

最近の地方都市は田舎に行けば行くほど人口が減って過疎化が進んでいます。

単純に人がいなければタクシー乗る人も減るわけですが、日常生活でも店から店への距離が長かったりしてマイカー無しではとても生活できません。

東京、大阪とかだと駐車場代が高いのでマイカー所有者は少なくなりますが、地方だと駐車場料金も都会の数分の一ですからほとんどの家に一台は車があります。ですのでどうしてもタクシーの利用頻度が下がってしまいます。

それに地方に住んでいる人のほうが収入自体が少ないですからタクシー=贅沢品という構図も出来上がってしまっているのかもしれませんね。

これじゃタクシーで稼げないのも仕方ないですよね。

しかし大都市圏だと事情が異なる

それではタクシー運転手が稼げない仕事なのかというとそんなことはないのです。

大都市圏近郊(東京、大阪、名古屋など)になってくるとタクシー運転手の平均年収もグッと上がってきます。

とくに東京はやはり日本の中心地ということでタクシー運転手の平均年収も420万前後と全産業のサラリーマンの平均値を上回ります。

参考→https://bonjin-lifehacker.com/kmtaxi-investigate

収入が高くなる主な理由を考えてみますと

・人の数が違う

・東京の場合駐車スペースの関係で車を持っていない人が多い。

・時間をお金で変えるほど裕福な人が多い(よく芸能人がタクシー運転手のことを避難していますがそれほどタクシーを利用しているということです)

・東京都内だとタクシー運転手の歩合率が他の地域より10%以上も高い。

などが挙げられます。

大阪のタクシー運転手って稼げるのか?調べてみた
日本第2の巨大都市「大阪」のタクシー運転手はどのくらいの収入を得ているのでしょうか。大阪のタクシー業界の現状とタクシー運転手の実態を調べてみました。
名古屋のタクシー会社は稼げるの?調べてみた
東京、大阪に続いて名古屋のタクシー運転手の現状について調べてみました。地理試験が無い?名鉄タクシーの平均年収は400万円以上は本当か?

東京のタクシー会社だと売上の60%が給料になる

東京都内には数百とも言われるタクシー会社がありますが、ほとんどのタクシー会社が歩合率を60%前後に設定しています。

例えば月の売上が60万円だったとすると60%が給料になりますので36万円。

年収にすると432万円になります。

そんな月に60万も売り上げる無理だろ!と思う方もいらっしゃると思いますがそんなこともないのです。

参考→タクシーはどのくらい稼げるのか

東京都内の隔日勤務者(1日置きに勤務する人)の1日の平均売上は約5万円というデータがあるようですので月12日の勤務で12×5=60万の売上は平均的なドライバーだと達成可能だということがわかります。

中には年収800万以上という猛者も

タクシー運転手という仕事は半分自営業という側面を持ちますので稼げる稼げないは本人の頑張り次第となります。

給与明細公開しているタクシー運転手ブログを見ていますと月50万、年収にして600万円以上貰っているだろうと思われる運転手がかなり大勢います。

隔日勤務だとトップクラスで年収なんと800万、夜勤専属のタクシー運転手だと年収1000万を超えるなんて話も見つかりました。

参考→km国際自動車若手トップドライバー座談会

タクシー運転手は学歴も年齢も関係のない仕事ですが、そんな仕事で1流企業の社員並みの給料が稼げる可能性があるなんて夢のある話です。

まとめ

タクシー運転手は大都市圏(というか東京)でははっきり稼げる仕事だと思われます。

今現在タクシー業界も人手不足でよく求人がかかっていますが、東京でのタクシー運転手なら1流企業の正社員並みの給料を稼ぐことは夢では無いと思います。

特にタクシー運転手は中高年の方でも比較的採用に寛容ですので、何らかの事情で転職を余儀なくされてしまった中高年の方には東京のタクシー運転手は数少ないフロンティアとも言えそうです。

もちろん若い人にも門戸が開かれていますから、これから転職しようと考えている方には是非東京のタクシーという選択肢も視野に入れてもらいたいものです。



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