最近、新沼大樹という人物をよくテレビで見かけるようになりました。
この新沼大樹という人物は10年以上前から強い握力(握る力)求めるマニアックな世界で超有名な超人です。
推定握力は130キロ〜160キロ。
「COCグリッパー」のNO.4という握力130キロ以上無ければ閉じれないグリッパーを日本で唯一閉じれる人間です。(正式なフォームでは世界でもただ一人かもしれません)
↓参考・COCグリッパー
人気格闘技漫画「刃牙シリーズ」に登場する最強の喧嘩ヤクザ花山薫の特技である「トランプちぎり」を現実の世界でやってしまえるほどの超握力の持ち主です。
当ブログでも再三紹介している握力鍛錬器具「COCグリッパー」のNO.3(握力90〜100キロ前後で閉じれる)を閉じた頃(2003年頃)から握力の世界でメジャーになり始めました。
職業はプログラマーとのことですが何を思ったか最近は「激レアさんを探せ」などのバラエティー番組によく出演しています。
私は新沼氏のことを10年以上前から知っていてそのトレーニング方法などもある程度調べてありましたが、テレビでは面白おかしく演出するためか実際の握力鍛錬方についてはあまり語ってはいませんでした。
実際の新沼氏はCOCグリッパーのみで握力のトレーニングをしているわけではありません。
そこで私が知る新沼氏の行なっている秘密の握力トレーニングを紹介したいと思います。
新沼大樹の普段のトレーニングとは?
新沼氏は普段は握力だけでなく全身の筋力のトレーニングを行っています。
これは彼が筋肉マニアであるという側面もあるのですが全身を鍛えることによって握力にも必要なパワーの底上げを行なっていることになっています。
これはある日の新沼氏のトレーニングメニューの一部です。
胸、肩など上半身の日
- ベンチプレス
- インクラインベンチプレス
- 加重ディップス
- アップライトロー
- ショルダープレス
- サイド、フロントレイズ
- アブホイール
新沼氏は全身を3分割して3日トレーニングして1日休むというサイクルで全身を鍛え込んでいます。
握力のトレーニングもこの中に組み込まれていて、なんと4日に1回しか握力のトレーニングは行っておりません。
しかもCOCグリッパーを使っての握力トレーニングは実際はこの中にほとんど組み込まれていないようです。
それでは新沼氏は一体どのようにして握力トレーニングを行っているのでしょうか?
新沼大樹はXグリッパーで握力を鍛えている
テレビでは面白おかしく演出するためか階段を上り下りしている時などにCOCグリッパーのNO.4(握力120キロ以上必要)を握っていたらいつの間にか握力が強くなっていたというような表現でトレーニングを紹介していましたが実際は大きく異なります。
実際新沼氏が握力のトレーニングに使用しているのはこちらの器具です。
「X(エックス)グリッパー」という握力鍛錬用の特殊なトレーニング器具です。
上記の写真は私が使用しているものですが新沼氏も同じXグリッパーを使用して握力のトレーニングを行っています。
X(エックス)グリッパーとは?
「Xグリッパー」とはアート工房Kという特殊トレーニング器具を開発している専門ショップが販売している超マニアックな握力専用のウエイトトレーニング器具です。
アート工房K→http://artstudio-k.com
アート工房Kのサイトで購入することができますが、実はアマゾンでも発売していて価格は6〜7万円ほどです。
amazon→Xグリッパー・ペダル式
総重量は14キロ(プレートなしで)。
これにセットしたプレートの重さが加わります(写真は70キロのプレートをセットしている状態です)。
両翼にあるシャフトにベンチプレスなどで使うプレート(穴は28ミリ)をセットして上からハンドルを握りプレートを持ち上げてトレーニングをします。
写真は私が使用しているものですがこれはスペシャル&ペダル式というタイプで自分が台の上に乗ることでプレートが無くても自重でトレーニングすることが可能なタイプとなっています。
amazon→Xグリッパー・スペシャル&ペダル式
斜めに立っているペダルを踏みプレート持ち上げてからハンドルを握ることで握力のネガティヴトレーニング(本来閉じれない重さを握って耐える)も可能です。
高重量低回数の握力トレーニングが可能になる
このXグリッパーの何が優れていれるのかというとグリッパートレーニングでは不可能な高重量低回数のトレーニングが可能なことです。
グリッパーの場合、負荷が初めから決まっていて調整が不可能ですので少しづつ強度を高めて負荷を高めていったりという細かな調整ができません。
例えばCOCグリッパーの場合ですとNO.2を閉じるのは握力70キロほどでできますが、NO.3は100キロ前後の握力がないと閉じれませんのでNO.2をクリアできたとしてもNO.3は雲の上というか握ってもほとんど閉じれずトレーニングにすらなりません。
しかしXグリッパーでのトレーニングですとプレートで少しづつ重りを増やし現在の自分に丁度いい強度の重さをセッティングすることでフリーウエイトのトレーニングと同じような感覚でトレーニングをすることが可能となります。
つまりXグリッパーを使用することでベンチプレスなどの基本セットでもある8回が限界の重量を3セット行い、筋量と筋力をバランスよく鍛えるということが握力トレーニングでも可能となります。
新沼大樹のXグリッパーでのトレーニング内容
ここで新沼氏の2014年当時のトレーニング例を紹介しましょう。
新沼氏は当時Xグリッパーを使ったトレーニングでもサイクルトレーニングを取り入れていました。
サイクルトレーニングというのは通常はパワーリフティングの選手が試合に向けてピークを持っていくためのトレーニング方法で期間を決めて扱う重量を増減させていくことで計画的にMAX重量を伸ばしていくというトレーニングです。
新沼氏の場合は4〜6週間かけてこの握力サイクルトレーニングを行い、例えば新沼氏のXグリッパーのMAXが130キロ×8回だったとしてもあえて120キロ×8回からスタートして疲れやフォームの乱れが無いように意識しつつ重量を増やしていき、6週間後に132.5キロ×8回のセットベストを目指すといったものです。
新沼氏も握力トレーニングを始めた当初はかなり無茶なトレーニングを繰り返したそうですが、Xグリッパーを使用するようになりこのサイクルトレーニングに辿り着いたようです。
まとめ
握力王、新沼大樹氏の秘密の握力トレーニングについて紹介しましたがいかがだったでしょうか?
新沼氏の130キロ以上の握力はこのXグリッパーという器具が無ければほぼ到達不可能だったことでしょう。
私も使用していますがほとんどウエイトトレーニングと変わらないトレーニングが出来て非常に重宝しています。
握力に目覚めた人は是非このXグリッパーを使用して新沼超えの超握力を手にしてください!!
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